Slmgr

slmgr /cpky は、Windowsでプロダクトキーをレジストリから消去するコマンドです。
通常、slmgr /upk でプロダクトキーをアンインストールした後に、このコマンドでレジストリに残ったキー情報を削除して、
完全にライセンスをクリアするために使用されます。

実行手順
1. 管理者としてコマンドプロンプトを開く
Windowsの検索バーに「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2. コマンドを入力する
表示されたコマンドプロンプトで、以下のコマンドをすべて入力してEnterキーを押します。
slmgr /upk (現在のプロダクトキーをアンインストールする)
slmgr /cpky (レジストリからプロダクトキーを消去する)

コマンドの目的
slmgrは、Windowsのライセンス認証状態を確認したり、プロダクトキーを管理したりするためのツールです。
slmgr /cpkyは、プロダクトキーをアンインストールした後も、
システムに登録されているキー情報をレジストリから確実に削除することで、
ライセンス情報の痕跡をなくす役割があります。


slmgr /upk はWindowsのライセンス管理ツール slmgr.vbs コマンドの一つで、
現在のプロダクトキーをアンインストール(削除)します。
これによりOSはライセンス認証が解除された状態になり、
新しいプロダクトキーがインストールされるまで使用できなくなります。

コマンドの実行方法
1. 管理者としてコマンドプロンプトを起動する:
[スタート] メニューを開き「cmd」と入力します。
「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2. コマンドを入力して実行する:
コマンドプロンプトに slmgr /upk と入力し、Enterキーを押します。
3. 確認する:
コマンドが完了すると、プロダクトキーがアンインストールされ、ライセンス認証が解除されます。

補足
slmgr /upk はプロダクトキーを削除するだけでなく、
レジストリからプロダクトキーを削除する slmgr /cpky と組み合わせて使用されることがあります。
このコマンドは、Windowsのライセンスキーを変更したい場合や、
古いライセンスを削除したい場合などに使用されます。


slmgr /dli は Windows のライセンス認証に関する情報を表示するコマンドで、
コマンドプロンプト(管理者権限)で実行すると、
現在のライセンスの状態や猶予期間などをポップアップウィンドウに表示します。
より詳細な情報を見るには slmgr /dlv コマンドを使用します。

コマンドの実行方法
コマンドプロンプトを管理者として実行:します。
スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell (管理者)」または「コマンドプロンプト (管理者)」を選択します。
コマンドプロンプト(またはPowerShell)が表示されたら、以下のコマンドを入力して Enter キーを押します。

ソースコード

slmgr /dli
ポップアップウィンドウが表示され、現在のライセンス認証の状況が確認できます。
表示される情報(例)
ライセンス認証が完了しているかどうかのステータス
使用しているプロダクトキーの最後の5桁
KMS(キー管理サービス)方式の場合、登録されているKMSコンピューター名やIPアドレス

ライセンス認証の猶予期間
slmgr /dlv との違い
slmgr /dli よりも slmgr /dlv の方が、より詳細な情報が表示されます。

利用シーン
Windows OSがライセンス認証されているかどうかを確認したいとき
ライセンス認証の猶予期間や有効期限を知りたいとき
ライセンス認証に使用しているキーの種類(KMSかMAKかなど)を確認したいとき


Windows ソフトウェア ライセンス管理ツール
使用法: slmgr.vbs [コンピューター名 [ユーザー パスワード]] [<オプション>]
コンピューター名:リモート コンピューターの名前 (既定はローカル コンピューター)
ユーザー:リモート コンピューターに必要な特権があるアカウント
パスワード:以前のアカウントのパスワード

グローバル オプション:
/ipk <プロダクト キー>
プロダクト キーをインストールする (既存のキーが上書きされます)
/ato [ライセンス認証 ID]
Windows のライセンス認証を行う
/dli [ライセンス認証 ID | All]
ライセンス情報を表示する (既定: 現在のライセンス)
/dlv [ライセンス認証 ID | All]
ライセンスの詳細情報を表示する (既定: 現在のライセンス)
/xpr [ライセンス認証 ID]
現在のライセンスの有効期限日

詳細オプション:
/cpky
レジストリからプロダクト キーを削除する (無断での公開を防ぎます)
/ilc <ライセンス ファイル>
ライセンスのインストール
/rilc
システム ライセンス ファイルの再インストール
/rearm
コンピューターのライセンスの状態をリセットする
/rearm-app <アプリケーション ID>
指定したアプリのライセンスの状態をリセットする
/rearm-sku <ライセンス認証 ID>
指定した SKU のライセンスの状態をリセットする
/upk [ライセンス認証 ID]
プロダクト キーをアンインストールする

/dti [ライセンス認証 ID]
オフラインでのライセンス認証のインストール ID を表示する
/atp <確認 ID> [ライセンス認証 ID]
ユーザー提供の確認 ID で製品のライセンス認証を行う

ボリューム ライセンス:
キー管理サービス (KMS) クライアント オプション:
/skms <名前[:ポート] | : ポート> [ライセンス認証 ID]
このコンピューターで使用される KMS コンピューターの名前とポートを設定します。
  IPv6 アドレスは [ホスト名]:port の形式で指定する必要があります
/ckms [ライセンス認証 ID]
使用された KMS コンピューター名を削除する (ポートを既定に設定)
/skms-domain [ライセンス認証 ID]
すべての KMS SRV レコードが見つかる特定の DNS ドメインを設定します。
  この設定は、/skms オプションを使用して特定の KMS ホストが単独で設定されている場合は、効果はありません。
/ckms-domain [ライセンス認証 ID]
すべての KMS SRV レコードが見つかる特定の DNS ドメインを消去します。
  この特定の KMS ホストは、/skms を使用して設定されている場合に使用されます。
それ以外の場合、既定の KMS 自動検出が使用されます。
/skhc
KMS ホスト キャッシュを有効にします
/ckhc
KMS ホスト キャッシュを無効にします

ボリューム ライセンス:
トークンベースのライセンス認証オプション:
/lil
インストール済みのトークンベースのライセンス認証発行ライセンスを一覧表示する
/ril
インストール済みのトークンベースのライセンス認証発行ライセンスを削除する
/ltc
トークンベースのライセンス認証の証明書を一覧表示する
/fta <証明書の拇印> []
トークンベースのライセンス認証を強制する

ボリューム ライセンス:
キー管理サービス (KMS) オプション:
/sprt <ポート>
KMS がクライアントとの通信に使用する TCP ポートを設定する
/sai <ライセンス認証の間隔>
ライセンス認証していないクライアントが KMS 接続を試みる間隔を分で設定します。
  ライセンス認証の間隔は 15 分 (最小) から 30 日 (最大) にする必要がありますが、既定 (2 時間) を推奨します。
/sri <更新間隔>
ライセンス認証したクライアントが KMS 接続を試みる更新間隔を分で設定します。
  更新間隔は 15 分 (最小) から 30 日 (最大) にする必要がありますが、既定 (7 日) を推奨します。
/sdns
KMS による DNS 発行を有効にする (既定)
/cdns
KMS による DNS 発行を無効にする
/spri
KMS の優先度を通常 (既定) に設定する
/cpri
KMS の優先度を低に設定する
/act-type [ライセンス認証の種類] [ライセンス認証 ID]
ライセンス認証の種類を 1 (AD の場合) または 2 (KMS の場合) または 3 (トークンの場合) または 0 (すべてに対応) に設定します。

ボリューム ライセンス:
Active Directory (AD) のライセンス認証オプション:
/ad-activation-online <プロダクト キー> [ライセンス認証オブジェクト名]
ユーザー提供のプロダクト キーで AD (Active Directory) フォレストをライセンス認証する
/ad-activation-get-iid <プロダクト キー>
AD (Active Directory) フォレストのインストール ID を表示する
/ad-activation-apply-cid <プロダクト キー> <確認 ID> [ライセンス認証オブジェクト名]
ユーザー提供のプロダクト キーと確認 ID で AD (Active Directory) フォレストをライセンス認証する
/ao-list
AD (Active Directory) のライセンス認証オブジェクトを表示する
/del-ao <ライセンス認証オブジェクト DN | ライセンス認証オブジェクト RDN>
ユーザー提供のライセンス認証オブジェクトに対する AD (Active Directory) のライセンス認証オブジェクトを削除する


使用例:
slmgr/ipk NPPR9-FWDCX-D2C8J-H872K-2YT43
slmgr/skms kms8.msguides.com
slmgr/ato

slmgr.vbs/upk
slmgr/ipk
slmgr/skms zh.us.to
slmgr/ato

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